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商品詳細

　2019年製 James Goodall BRGCC "German / Brazilian Rosewood" が入荷致しました。1972年に米カリフォルニアにて製作活動をはじめたベテランルシアー、ジェイムス・グッダール氏。92年にハワイ島カイルア・コナに工房を移転しますが、現在は再びカリフォルニアに拠点を移し、本人とご子息の二人きりによる工房を新たに立ち上げました。またハワイアンコア材のエキスパートとして知られ、多くのメーカーに同材を供給していることでも知られております。
　本ギターは希代のベテランルシアー、ジェイムス・グッダール氏本人が手掛ける傑出した最高級モデルで、国内への入荷は年4本から6本という入手困難な逸品です。グランドコンサートと呼ばれる人気のボディには、表板に希少ジャーマンスプルース、側裏板には最高級ハカランダ、バインディングにはトラ杢のコアを採用。特にハカランダは、現在グッダール氏が保有するCITESが取れるハカランダの中で、秘蔵中の秘蔵である最高のマスターグレード材が贅沢に使用されております。精魂込めて一切の妥協なく製作されていることが最大の特徴と言えるでしょう。氏の独自の視点からの音響工学を基本とした綿密な設計からなるサウンドは、深い余韻をともなった各弦バランス良く澄んだもの。その出音はどこまでも透明感があり、伸びやかなサスティーンが効いております。中音域も前に出て高音域との混ざり具合は、まさに絶妙の域。素晴らしいコードバランスを実現しており、ドイツ松トップからなる輪郭のはっきりとしたサウンドが相俟って、少しつま弾いただけで奥行きと広がりを感じるハカランダならではの素晴らしい音色に仕上がっております。今現在グッダールギターは、高額で流通していることから、月産30本を5名で製作していたハワイメイド時代のものが、中古市場において人気が高まっておりますが、現工房では一切の妥協なく、ほとんどが巨匠の手により製作されていることから、過去作品とは別の楽器と言っても過言ではございません。一音一音の透明度や、美しく響く和音が織りなす出音は、まさにエレガントサウンド。そしてずっと傍らに置いていたいシックな美しい佇まいも大きな魅力。サウンド外観美共に、楽器製作においてお手本とも言えるまさに珠玉の逸品。一生ものの一本をお探しの方にはおすすめで、巨匠が手掛ける唯一無二の最高級手工サウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。右側板に一箇所生地まで達しない打痕が見られ、ピックガードには光の加減でわかる程度の弾きキズがございます。その他表板には経年変化による色やけがうっすらとございますが、その他大きく目立つキズや打痕、クラックもございません。ネックヒールへのストラップピン装着やエンドピンジャック加工跡はなく、糸巻きの金メッキも綺麗に残っております。使用感少なめでオリジナル性高く、綺麗な外観を保った美品と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。
　秘蔵の最高級ハカランダを使用し製作された巨匠渾身の傑作。楽器製作においてお手本とも言える素晴らしい逸品です。