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MARTIN OM-18 FRONT
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MARTIN OM-18 8
MARTIN OM-18 CASE

MARTINOM-18

1931

¥6,600,000(税込)

CONDITION EX+
TOP: Adirondack Spruce
SIDE&BACK: Mahogany
NECK: Mahogany (1-Piece / V-Shape)
FINGER BOARD: Ebony
BRIDGE: Ebony
TRIM: Wood
ROSSETTE: Wood
PICK GUARD COLOR: Small Tortoise (Original)
POSITION MARK: Dots
TUNER: Grover Banjo (Original)
BRACING: Forward Shifted Scalloped-X
NUT WIDTH: 44mm
SCALE: 645mm
OTHERS 1: Long Saddle
OTHERS 2: Ebony Rod & Nut
OTHERS 3: Made In U.S.A

商品詳細

 1931年製 MARTIN OM-18 が入荷致しました。OM(オーケストラモデル)は、1929年にアトランタのバンジョー奏者ペリーベクテルの「もっと音域の広い、長いネックのギターを作るべきだ。そうすればギターの演奏表現はもっと自由になるに違いない」というアドバイスから、マーティン社初の14フレットモデルとして生まれたことで知られております。歴史のあるモデルとして、現在もその人気は衰えを知らず、多くのミュージシャンに愛されております。オリジナルのプリウォーOM-18は、1930年から33年の僅か4年間で765本製作されました。
 本ギターは1931年に251本製作されたうちの一本で、今日のアコースティックギターの礎とも呼べる至高の逸品です。歴史的価値もさることながら、楽器としての高い完成度を誇ることから、ヴィンテージ市場において高値で取引されており、流通数も少なく大変貴重な垂涎の名器と言えるでしょう。本器につきましては、ヘッドにD-28Sなどで採用されていた小振りなデカールロゴが入っており、1960年代から70年代にマーティン社へ、修理メンテナンスを依頼した際に入れられたものと思われます。その他胴材には、今現在では入手困難とも言える貴重な最高級材が惜しげもなく使用され、この年式ならではのバンジョーペグ仕様やスモールピックガード、並びにオリジナルのまま残った塗装がその雰囲気を決定づけており、唯一無二の最高峰の風格を漂わせております。また特筆すべきは、フォワードシフテッド/スキャロップドXブレーシング仕様からなる太いサウンド。豊かな低音域と芯がある力強い中高音域は、ロングスケールならではの圧巻の出音で、レスポンスの良い乾いたプリウォーならではのものに仕上がっております。また、味わい深く変化した外観からなる魅力的なその佇まいと相俟って、製作からおよそ95年近い長い歳月をかけて磨きあげられた別格のヴィンテージサウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
 フレット及びサドルの高さには余裕が有り、ネック・コンディションも良好です。右側板にはくびれからエンドにかけてクラック補修跡が有り、ネックヒール部にストラップピン穴埋め補修跡有り。オリジナル・チューナー、ピックガード、フィニッシュ。ハードケースが付属致します。糸巻きのつまみ及びブリッジ、並びに指板は交換されております。当店工房にて過去にネックリセット済み。
 マホガニートーンの銘器として誉高いプリウォーOM。コンディション良好な究極の逸品です。