CONDITION | EX+ |
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TOP: | Sitka Spruce |
SIDE&BACK: | Mahogany |
NECK: | Mahogany (1-Piece / Soft V-Shape) |
FINGER BOARD: | Brazilian Rosewood (Original) |
BRIDGE: | Brazilian Rosewood (Original) |
TRIM: | Black and White Cell / Tortoise |
ROSSETTE: | Black and White Cell |
PICK GUARD COLOR: | Tortoise (Original) |
POSITION MARK: | Dots |
TUNER: | Grover Open-Gear (Original) |
BRACING: | Non Scalloped-X |
NUT WIDTH: | 42.5mm |
SCALE: | 632mm |
OTHERS 1: | Lacquer Finish / T-Bar Neck Rod |
OTHERS 2: | ネックヒール部ストラップピン装着済み |
OTHERS 3: | Made In U.S.A |
商品詳細
1963年製 MARTIN O-18 が入荷致しました。O(シングル・オー)サイズはマーティンの中でも最も古くからあるサイズの一つで、その一号器は1854年まで遡ることができる歴史のあるモデルです。中でもO-18は1898年に発売され、1917年頃からベスト・セラーとなったことでも知られております。現在はカスタムオーダー品となって人気を博しており、多くの人々に愛用されております。
本ギターは抱えやすさと弾きやすさで人気を誇るモデルで、64年に本製作されたうちの鳴りの良い逸品です。表板にシトカスプルース、側裏板及びネックには貴重なマホガニー、及び指板とブリッジにはハカランダ、反りに強いTバーネックロッドやロングサドル仕様が採用されている点が特徴です。とりわけマホガニー材は現在では入手困難と言っても過言ではない最良の材が使用されております。素朴ですっきりとした乾いた音色は、バランスの良いウッディーな出音。弾き込まれてよく鳴っており、抱えやすさと相俟って、心と体に心地よさを与えてくれる癒しのギターに仕上がっております。製作から60年という長い年月が経過して、近年式にはない味わい深く変化した外観も大きな魅力。長時間弾いていても飽きのこないずっと傍らに置きたいギターで、マーティンヴィンテージサウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。表板下部とブリッジにクラックがございましたが、当店工房にて補修済み。その他右側板エンド付近に一箇所クラック補修跡があり、両側板にいくつか表面上のクラックがございますが、マーティンクラックはございません。年式相応に弾きキズや弾き削れが見られ、側板のエンド付近に一部塗装のただれがございますが、エンドピンジャック加工跡はございません。その他サウンドホールから覗くと軽微なペンキ跡と数字のスタンプが見られます。年式を考慮してもオリジナル性高く、コンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ。汎用ハードケースが付属致します。後付けでネックヒール部ストラップピン装着済み。当店工房にてネックリセット済み(それに伴いリフレット及びナットサドル製作交換済み)。
抱えやすく弾きやすい小粋なO-18。円熟のサウンドに仕上がったおすすめの逸品です。