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商品詳細

　2019年製 HEADWAY (Aska Team Build) HC-Y's Concept ATB "Limited Model" が入荷致しました。ヘッドウェイは1977年にマスタービルダー百瀬恭夫氏と、現ディバイザー代表取締役会長(当時はクロス楽器)八塚恵氏らとともに設立された日本を代表するブランド。83年に火事で工場が焼失し、約16年間アコースティック部門の製造が休止されておりましたが、多くのファンの要望に応え99年秋に復活。日本屈指のハンドメイドブランドとして高い評価を得ていることでも知られております。
　本ギターはヘッドウェイカスタムショップビルダー安井 雅人氏が製作してきたモデルのエッセンスを、飛鳥チームビルドシリーズの製品に展開した完全限定特別モデルで、僅か10本のみ製作された貴重な逸品です。表板には厳選されたホワイトスプルース、側裏板にはインディアンローズウッドとエボニーが3ピースバックで使用されており、一般的な3ピースバックよりも中央の材の幅を狭く仕上げ、洗練された仕上がりとなっております。また高い演奏性が期待できるカッタウェイ仕様に加えて、従来よりも少し薄めのネック形状を採用。より運指しやすく握り込みやすいシェイプとなっていることも特筆すべき点と言えるでしょう。またさらに特筆すべきは、ヘッドウェイギターでは珍しいピンレスブリッジとなっていること。通常のブリッジピンで固定される弦の張り方と比較して、サドルへの弦の角度が浅くなることで弦のテンション感も下がります。強すぎない適度なテンションで、フィンガーピッキングでも弾きやすいセッティングを実現。その他ピックアップ搭載を想定してエンドピンジャックの径で加工し、それに合わせたエンドピンを使用しており、プレイヤー目線で使用しやすいアイデアが随所に盛り込まれております。確かな作り込みからなる綺麗なサウンドは、各音域のバランスがよくと透明感とウッド感を併せ持った音色で、ふくよかな低音も大変印象的です。十分なボディーの鳴りが豊かな音量を導いており、リバーブ感のある余韻の美しいサウンドに仕上がっております。マスタールシアーの技術エッセンスが多分に盛り込まれた限定ハンドクラフトギターの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。サウンドホール横に、光の加減でわかる程度の極小打痕があるほか、目立つキズや打痕、クラックもございません。一見して使用感をほとんど感じないコンディション良好な美品と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。当店工房にてサドル製作交換済み。
　厳選された材と巧みな作り込みからなる追加生産不可の特別限定モデル。コンディション良好なおすすめの逸品です。