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商品詳細

　1997年製 Duden Bostel D-18S が入荷致しました。米テネシー州ノックスビルに工房を構えるベテランルシアー 、Lynn Dudenbostel(デューデンボステル)。独学でダルシマーやギターを製作するようになり、評判が評判を呼び1997年に会社を辞めてフルタイムのルシアーとして製作を始める。戦前マーティンスタイルのギターや、ギブソンF-5スタイルのマンドリンを中心に製作しており、特にツリーオブライフを施した豪華な45スタイル/デラックスモデルが注目を浴び、アメリカのコレクターやプレイヤーの間で大人気のルシアーとして知られております。
　本ギターは市場において流通の稀なルシアーメイドギターで、滅多に入荷のない入手困難な逸品です。フルタイムで製作を始めて間もない97年の作品で、12フレットジョイント/スロテッドヘッド仕様による戦前ドレッドノート18スタイルを基本に製作されていることが特徴です。表板には北米のアパラチア山脈から出材されるアパラチアンレッドスプルース、側裏板にもホンジュラスマホガニーと、製作者本人によって厳選された最高級材が使用されております。本家マーティンがゴールデンエラシリーズで、アディロンダックスプルースを再び使用し始める前に既にレッドスプルースを使用しており、ヴィンテージギターへの造詣の深さや、そのこだわりも伺える貴重な年代の作品と言えるでしょう。その素晴らしい材とスキャロップドXブレーシングからなる豊かなサウンドは、適度な芯と透明感を併せ持った力強い出音が秀逸。黄金期のマーティンギターの良さを踏襲しながら、より綿密で響きの素晴らしい音色に仕上がっております。メリルギターよりもパワフルでいて、コリングスギターをマーティンに寄せたようなウッド感と力強さ際立つサウンドをご所望の方にはおすすめで、熟練した技術がなし得る最高級手工サウンドの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。表板には経年変化による日焼けや小打痕がいくつか見られ、裏板にもいくつか小打痕がございます。ピックガードにも薄い弾きキズがございますが、その他大きく目立つキズや打痕、クラックはございません。エンドピンジャック加工跡はなく、オリジナル性高くコンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。後付けでネックヒール部ストラップピン装着済み。当店工房にてネックリセット済み(それに伴い牛骨にてナットサドル製作交換済み)。
　アメリカのコレクターやプレイヤーの間で大人気のルシアーとして知られるデューデンボステル。入手困難なおすすめの逸品です。