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商品詳細

　1986年製 LL-45D CUSTOM "Brazilian Rosewood" が入荷致しました。1974年にヤマハアコースティックギターの最高峰として、数多くの一流アーティストをはじめとする世界中のユーザーに愛されてきたLシリーズが誕生。銘器L-31が発売されて75年にカスタム、スタンダード全14モデルを追加ラインナップしてシリーズ化され、80年には待望のフラッグシップモデルとしてL-55カスタムモデルも発売されました。85年にネックやボディのジョイント部やブレイシングの改良等、大幅なモデルチェンジが行なわれ、”L”から”LL”シリーズへ移行。その後も96年のマイナーチェンジや2004年のフルモデルチェンジを経て、今現在もヤマハアコースティックギターの最高峰として高い人気を誇り、多くのユーザーに親しまれております。中でもLL-45D CUSTOMは1985年に発売され、1993年に惜しまれつつ生産終了した貴重なカスタムモデルの一つとして知られております。
　本ギターはヤマハのカスタムシリーズの中でも流通の稀な手工ハカランダモデルで、テリー中本氏時代のコンディション良好な逸品です。本モデルは各部厳選された材が使用されており、特に表板のえぞ松には同社が保有する最高級材が施されております。カスタムモデルに相応しいアバロンによるトリムが胴とヘッド部を彩り、エレガントな外観美と相俟って、その存在感は他の追随を許さないと言っても過言ではないでしょう。広がる出音とレスポンスに富んだサウンドを追求したこだわりのカスタムギターで、クリアーできらびやかな奥行きのある音色とパワフルな出音は秀逸。あらゆる奏者のサウンドイメージを触発する表現性のある音色。ヤマハ独自のメソッドによる他にはない国産最高級ハカランダサウンドを存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも十分余裕があり、ネック・コンディションも良好です。表板には経年変化によるウェザーチェックや打痕が年式相応にあり、糸巻きの金メッキには経年使用によりやや褪色が見られますが、ヤマハ特有の塗装白濁はございません。その他左側板と裏板下部に木目に沿ってキズがございますが、クラックはございません。年式を考慮してもオリジナル性高く、コンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ。純正ハードケースが付属致します。後付けでネックキャップ部ストラップピン装着済み。エンドピンジャック加工跡有り。当店工房にてリフレット及びナットサドル製作交換済み。
　最高級えぞ松とハカランダ単板仕様によるテリー中本氏時代のカスタムモデル。流通の稀なおすすめの逸品です。