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商品詳細

　1972年製 YAMAHA FG-1500 が入荷致しました。1966年に誕生し数々のモデルを生んだFGシリーズ。小室等氏や、ボブ・ディランの使用でも有名なFG-1500は、"日本製らしさ”をテーマに、完成までに約3年の歳月を経て、FG-2000や2500と並び、1971年6月にFGシリーズ初の高級手工ギターとして、世界の注目を集めて発売されました。(1975年11月に販売完了。)今もなお多くの愛好家を持ち、多くのミュージシャンの心に刻まれた銘器としても知られております。
　本ギターは国産手工高級ヴィンテージギターを代表する貴重なモデルの一つで、僅かに製作された先広がりヘッド仕様によるコンディション良好な名品です。側裏板には木目の美しいハカランダとメイプルが使用されたフォークボディーのモデルですが、ヤマハ社の高級クラシックギターのノウハウを結集させて製作されており、表板には、世界に誇るピアノで使用されていた高品質のエゾ松が採用されていることも特筆すべき点と言えるでしょう。ヘッドの音又マークをはじめ、特製本革ラベルには、希代の名デザイナー中本輝美（テリー中本）氏のサインが漢字縦書きにて記されているなど、随所に高級手工モデルを堪能出来る仕様となっております。えぞ松/ハカランダの組み合わせによる乾いたヴィンテージサウンドは、他にはないオリジナリティー溢れるヤマハ独特のもの。ワイルド感のあるウッディな出音で、高音域の響きはまさにハカランダのそれとわかるきらびやかさがございます。外観同様に高級感が漂っており、高音の粒立ちのよい美しい響きはまさに絶品。製作から50年以上という長い歳月を経過し円熟味が増しており、国産手工ヴィンテージギターの魅力を存分にご堪能して頂けることでしょう。
　フレット及びサドルの高さにも余裕が有り、ネック・コンディションも良好です。表板には経年変化による日焼けやウェザーチェック、並びに塗装負けが年式相応に見られ、オーバーラッカーが施されております。その他ボディには僅かな小キズがいくつかございますが、塗装の白濁や、大きく目立つキズや打痕、クラックはございません。エンドピンジャック加工跡や、ネックヒールへのストラップピン装着もなく、年式を考慮してもオリジナル性高く、コンディション良好な個体と言えるでしょう。オリジナル・チューナー、ピックガード、ブリッジ、フィンガーボード、フィニッシュ、ハードケース。
　ハカランダ単板仕様によるヤマハ手工高級ヴィンテージギター。おすすめの名品です。